最近、組織に馴染めず、通勤や通学が困難になっている方が増えて来ているように思います。
これね、ホントに正解が無いし、人の人生だからどうしようもできないんですけど、
結局、誰かに頼っても、組織を抜けるにしても、
「自分の人生を自分で決めていく」
しか無いんです。
親が頼れるなら親に頼っても良いと思うんですけど、ポイントは
「何かのせいでこうなってしまった」
のではなく、
「自分でそれを選んで来て、今ここ」
って自覚することだと思います。
今、休める環境があること。 自分の意思で、休んでいること。
何が嫌なのかしら。
例えばおっさんが嫌だとしたら、おばさんに耐えられないとしたら、部下に耐えられないとしたら、その何が嫌なのでしょうか。
①臭い
②自慢話や悪口に同調しなければならない
③距離が近い
④声が大きい
⑤机が汚い
⑥女はこうでしょ、という発言をされる
⑦服装などがあり得ない
などなど。
これらの原因、気にしない人には
「どこに言ってもそんな人はいるがな。甘えるのも大概にせいや」
と呆れるでしょう。
でも、実際こういった細かいことに耐えられない人もいるのです。
通勤電車を避けるために引っ越したり、転職したりするお客様も普通にいます。
快適さを選ぶなら、快適さを選んでいって良いのです。
人が平気にこなせていても、自分が耐えられないのだとしたら、対策を考えるか、我慢すると腹を決めるか、逃げるかして、自分の心を平穏にしなければ病気になります。
特に新しい場所を探すことは、自分のための開拓です。
変化を怖がって我慢しているほうがある意味、楽かも知れません。
嫌なこととどう取り組むか。
そこに気を向けないようにする
8時間は我慢して、残りの時間を楽しむ
鈍くなるよう自分を変える
などなど。
職を変えるとしたらどうするのか。
そこで「耐えられないこと」を言語化しておかないと、また似たような職場を選んでしまいます。
「耐えられないこと」を避けるために、自分で「できること」も磨いておく必要もありますし、収入面の変化も考慮しなければなりません。
これから人を頼るのか、自分で稼ぐのか。
頼るなら、頼るだけの何かがなくては。
ヒモをしていく男性はヒモ力(りょく)(ジゴロ力、かな)があり、
外野のブーイングには耳を貸さず、それで生計を立てています。
私は、どうしていきたいのか。 何が嫌なのか。何が幸福なのか。
そのあたり全て、
「自分で選んでいる」
「今の選択ができて良かった」
という自覚を持って生きないと、
世界に責任転嫁したり(どうしてあの人はあれでずうずうしくやっているのか)(組織がブラック過ぎる)、
自分を責めている(社会不適合者だ、コミュ障だからだ、できることがひとつもない、脱落者だ、他の人は毎日働いているのに私ときたら)うちは、
未来が悪い予感で埋められてしまって、動けません。
馬力のある人、順応性の高い人を見て自分を責めるのは直ちにやめて、自分はどんな特徴のある生き物なのかを知り、幸福に生きられる場所に自分を持って行く。
チワワさんは洋服を着ないと死んじゃうらしいけど、セントバーナードは雪山に遭難者を助けに行ける。同じ犬です。
人の特質もそのくらい違う。特に活字とともに特集される人は、頑丈な人の中でも
「スーパー空母」
みたいなすっごい馬力を持つ、超特殊な人です。ほとんど超能力者です。
水辺の動物を砂漠に上げたら死ぬように、 陰キャラがノリノリな体育系に放り込まれたら、壊れてしまいます。
人が居ない方が幸せなら、一人で働く場所を探せば、心が平和になる。
漠然とした「出来る大人」のイメージは捨てて、自分という動物の特性を知り、生きる環境に適切な場所を探せたら、かなり楽になれると思います。
私は組織で働くとしたら、バックヤードが汚れていたり、導線が悪かったり、音楽がうるさかったり、人の悪口や自慢話に同意しなければならなかったり、自分が納得していない物販、人をたずねて何かを売る仕事、動きにくい服や化粧の強要、社内の不貞行為黙認、不正、もみ消し、「とりあえず昔からこうだから、黙ってやって」と言われる効率の悪い仕事、家族や子供に言えない仕事、「それは違うと思います」「なぜですか」と言えない組織は無理です。もう働ける場所は、無いかも。笑
でもこれらがフルセットでも全く平気で、組織の中で猛烈に売上を立てる人もいます。正解は無いんです。
平均給与とか、大企業とか、結婚とか。
無理矢理そのあたりに近づいて、苦手な環境で淀んだ顔をまき散らすなら、一人でも楽しげな生活をする。そして嗜好が変わったら、柔軟に生活を変えて行く。
真面目な人ほど苦しむ様子を見ていると、
ここまで真面目にやってきたあなたにとって、
「無理なものは無理」
で良いのではないか、と思うのです。
という訳で、自分を責めるのは直ちにやめて、明日の朝ごはんのことを考えるなり、鍋を磨くなり、しましょうね。
コーチやカウンセラーをつけることもおすすめです。
一人では同じことばかり考えてしまうので。
そして「あの人が」という主語を「私は」に変えて考えていきましょう。
「あの人のあの言い方がおかしい。なぜみんな放っておくのか」
から
「私はあの言い方の何が嫌なのだろう。それはどうしてだろう?」
に切り替えて、掘り下げていきましょう。
顔が嫌い、年寄りが嫌い、デブが嫌い、子供が嫌い。
オッケーです。
でもそれは、あまり口に出さないでね。笑
ではでは、また。
サロンでお会いしましょうー!
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