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執筆者の写真秋山妙子

性的な接触


これ、いつか書けるかなと思いながら、長い時間経ってしまった。特に小さな子供のいる方には読んで頂きたいです。夏休みに入るからね。



お客様から聞く小さな話を総括するに、殆ど(大げさではなく殆ど)の女性が、子供のころ男性に性的な手つきで触られた記憶を持っています。


性的な意味を知らない年齢なのに覚えているのは、


何か違う場所(お尻、おまた、胸、太ももの内側)

何か違う触り方(指、まさぐり、なでまわし、性器を押し付けるなど)


という違和感を、子供ながらにはっきり感じたからです。


例えば

「あるおじさんだけ、だっこの仕方(触り方)が違うから気持ち悪かった」

「着替えのときに、いつも見に来ていた」

「おじさんがあぐらをかいた股のところに、おじさんのちんちんがわたしのお尻に当たるように座らされていた」

「逆上がりや体育の補助をするとき、ある先生だけお尻をつかむように身体を支えてきた」

「おんぶやだっこのときにそれとなくおまたを触られていた」


こういった記憶は意味を持たず、分類されないまま、おぼろになっていき、性的な意味だと気づくまで忘れられていたりします。


親族の集まりや保育園、学校など、沢山のスキンシップの中で証拠も残らず、さりげなく巧妙に触られるので、もし大人が目撃できたとしても、立証しにくい。


大人になったって、空いている電車で隣に座ってきて、なんとなく身体をくっつけてきたり、職場で肩に手を置いてくるおじさんに対して「近くないですか」と言いにくい。巧妙な触れ方って、あるのよね。


一番つらいのは、子供ながら、泣いて嫌がったり、ショックで口がきけないほどのはっきりした性被害にあったのに、母親に口止めされたり、叱られたりすることです。しかも殆どの性的な接触は、家族、親戚、先生など身近な、そして多くの場合が「コミュニティで信頼されている」男性からなのです。


そんな話を聞くたび、なんだかなあ、と悲しくなりますが、遠い過去のこと、いまさらどうにもできない。


小さい子供のいる方は(男の子でも)

「おまたのところを触られたら、教えてね」

「こういうふうに(お尻やふとももなどをなでまわして)さわる人がいたら、教えてね」

とよく話しておいて、


「おじちゃんがいつもそうするよ」


などと報告されたら


「ええっ!いつなの!!」


などと騒がずに、冷静に情報を得て家族で共有し、警戒するようにするなど、できるだけ性的タッチの少ない状態を守って欲しいと思います。


親族の集まりに行きたがらない子がいたら、少し話を聞いてあげて欲しい。もしかしたら、何かあるかも知れない。


でも、長い目で見た時、子供を守り抜くことが本当に良い事なのかは、わからない。あんまり心配して無垢無垢に育ててしまうより、不本意ながら子供のころに軽い性的な接触を体験しておいたほうが、世界のことを垣間見ることになって良いのかも知れない。軽いものだったらね。海外でスリの洗礼に合うように。


でもでも、意味を知らない子供を性的に触るなんて、ダメ絶対!!


自分の子供にはできるだけ伝えておいて、繰り返されることの無いように、守っていきましょう。


男の子も、だよ!!


暑いけど、ゆる、ゆると。体を大切にしながら。


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ではでは、サロンでお会いしましょうー!

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