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執筆者の写真秋山妙子

「沼地に座って」

「妙子さんって、悩むこととか、あるんですか」

とお客様に時々言われます。そう言われるのは、とても嬉しい。


しかしながら私には、かなりの思考の癖と認知の歪みがあり、出来事を自分で解釈しているうちに動けなくなってしまうことが少なくありません。


自分で書いた文章の校正をすると必ず見落としが出るように、自分の思考でそこから抜けようとするにはなかなかのコツがいるので、月に一度、コーチングを受けています。


Aの音がずれていることばかりが気になるとき、全体を大きく見回すとそもそもA音は殆ど聞こえないことに気づく。そんな感じで他人(コーチ)の脳を借りています。


で、先日もコーチングを受けてきました。


(ここからは比喩ですよ)


動きにくくて、ぐったりしているのはなぜだろう。彼女の前でそれを話しているうちに、私は気がつく、身体中に蛭(ヒル)がたくさんくっついていることに。

「取りましょう」とも「ヒルが必要」とも言わずにコーチは座っている。

取るかどうかは私が決めるし、決めなくても良い。

ひとつひとつ自分でヒルをつまみ取るのは、それなりに痛い。


ヒルのいるところに行かなければいいんだ。それなのに細かい条件が積もってくると、沼地は少しずつ私をいざなう。

私はいつの間にかべったり沼地に座っていて、言うんだ。 「どうも身体がだるいんだけど」


今日はそんなセッションでした。 疲れたけど、ヒル、自分で取れた、ように思います。 すっきりした。


心が「ムキー!(喜)」ってなるところに行って今日を閉めようと思って、神保町に来ました。


神保町。三茶書房と東京堂へ。


買った本はこちら。



しびれた。

ルシア・ベルリンは好きな女性作家の中でベスト3に入るかも。


やっぱり、読書は大事で、本は大切だ。

もすこし頑張って、毎月神保町に行くことにしよう。


読書好きな方、ヒルについて語りたい方(スタンドバイミーにでてきたヒルのシーンでもいいし、ヒル治療の話でもいいよ!)、サロンに来てね!


ではでは、サロンでお会いしましょうー!

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