top of page

「手で、すくって」

執筆者の写真: 秋山妙子秋山妙子

いきなりですが、最近、医王会 というところで施術を受けています。

上野にあって、パジャマで施術を受ける。笑


夕暮れ時間、初めて歩いた細い道に豆腐屋さんがあった。素敵。

豆腐屋さんをみつけたら、なるべく入るようにしているので、中に入ったらば、誰もいない。


「ごめんください」 と言ったら、土間と住居を隔てる引き戸の硝子に白髪の頭が見えて、小さなおばあさんが一段降りつつサンダルを履いて出てきた。

正真正銘のお婆ちゃんだ。眼鏡をかけてて、背中が大きく曲がっていて、白くて、細くて、とても小さい。


お豆腐と、厚揚げと、がんもどき(大)。

お婆さんは木綿か絹かを確認してから、水の中に沈むお豆腐に向かってゆっくり片手を入れ、ひとつすくって、容器に入れた。


お水へ静かに手を入れるとき。 豆腐を下から持ち上げてすくうとき。


その手つきが赤ちゃんの産湯つかいみたいに美しく、呆気に取られながら惚れ惚れすると同時に、最近感じたことのない感情に染み入った。


「写真撮っても良いですか」 と聞いたら 「あたしはだめよ」 と素早く身を引いちゃった。


のが、この写真。


ながーい帰り道、小さなビニール袋の中でお豆腐の容器から水がこぼれ、チャプチャプいっていた。(ドキドキ)

家に着いて容器から出したら、椅子に座った柔らかなお尻が生地の縫い目を拾うように、容器の跡がついてた。



茗荷を細かく刻んで、一人で一丁、食べました。 常温で、美味しかった。


このご時世にさ、素手で。 ああ、感動した。 また行こう。 明日は厚揚げとがんもどきだー!!


豆腐について語りたい方は、サロンにいらしてね!(私が語りたい 笑)

ではでは、サロンでお会いしましょうー!


ご予約はこちらからどうぞ。

閲覧数:45回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page