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執筆者の写真秋山妙子

女の歌で夢の方へ


7か月の赤ちゃんのいる友達から、

「今日旦那さんが居ないから泊まりに来ない?」

と誘われ、お邪魔しております。

赤ちゃんは最初ずっと

「この人だれ」

と私に釘付けだったのですが、

そのうち慣れて、沢山遊びました。

赤ちゃんがお風呂から上がったところを引き取って服を着せてる間、友達は豊かな髪を洗った。

髪を洗った友達は赤ちゃんを受け取ると、暗くした和室のお布団に転がして泣かせておきながら、自分に薬を塗って、粉ミルクを溶いて、

寝たら戻るね

と暗い和室に入っていった。

しばらくして和室から、静かな声で、彼女が赤ちゃんに歌う夕焼け小焼けの歌が聞こえて来て、

私も隣の部屋で、立ったまま本棚を見ながら歌った。

赤ちゃんは大変はしゃいだので、2人の女の声で平和に夢の方に押されていったら良い。

夕焼け小焼け、この歌は実は2番が素敵で、小川未明っぼい。

子供が帰ったそのあとは まるい大きなお月様 小鳥が夢を見る頃は 空にはきらきら銀の星

歌えるものだわ。歌詞も旋律もいいなあ。。。。

すっかり満足していたら、その後

遠き山に日は落ちて

が聞こえてきたので、それも一緒に歌った。

こうやって子供の情緒が育っていくんだなと思う。

懐かしい匂い、懐かしい感覚。

今日はとても満たされた、幸せな一日でした。

おやすみなさい。


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