top of page
執筆者の写真秋山妙子

極上シルクと極上レース


お直しをお願いしたワンピースを取りに、カリニッシモに行ってきました。

カリニッシモは知る人ぞ知るオートクチュールアトリエで、平山 敦郎さんによる、銀座のビルの1室にあるアトリエです。

洋裁好きが見たら、よだれがだらだらでてしまうような正統派の極上生地が、天井まで山と積まれた穴倉のようなお部屋。

アトリエはイタリアのオペラがかかり、敦郎さんは明日のイベントのために忙しそうでした。

実は今日の午後敦郎さんは、隣の部屋でホメオパシーをしている女医さんと私の噂話をしていたそうです。そしたら、その夕方、急に私から連絡があったので驚いたそうです。(引き寄せられ体質発揮)

結婚式の写真を見せてくれました。うわー、綺麗。

ウエディングドレスもお色直しのドレスも、敦郎さんのオートクチュール。

もちろんウエディングドレスは敦郎さんからのプレゼント。

その総額はとても言えません。凄い。愛だなあ・・・・。

優しい黄色味を帯びながら、上品な光沢を放つ極上のシルク、その合計20メートル以上。(プールの縦の長さ)

そしてそして、ごぞごそと穴倉の奥から持ってきた袋から引っ張り出してくれたのがこの写真、イタリア製のレース。

ノスタルジックなベージュを帯びた金色のスパンコールと、かすかに7色のにきらめく銀のビーズがちりばめられたこのレース、

ドレスのトップス部分全てに貼り付けて前後の身頃を仕上げ、襟ぐりはレースの縁に合わせて花弁のようなカット。

ドレスの袖はこのレースだけで仕立てて、

チュールはお嫁さんのお母様が使っていたシルクチュールをほどいて、作り直したそうです。

グヌーーー!!!なんて綺麗なのーー!!!!

異素材を組み合わせる為の細かい下ごしらえや縫製の難しさなど、職人さんの丁寧な作業の話を沢山伺いました。

修繕してもらった私のワンピースですが・・・(残念ながら敦郎さんの作品では無い)、

修繕は良い仕上がりだったのですが、この何ヶ月かで中のものが膨らんでいたため、むちむちにもほどがある!座ったら脇が裂ける!!というテイストに・・・

「妙子さん・・・増量しましたね・・・・お直しするときもギリギリだったけど・・・」

敦郎さんがポツリと言いました。

減量しますーーー!!!泣

「敦郎さんの服って、どこかノスタルジックでいいなー」

と言ったら、

《取り残された服》がテーマなんだそうです。

なにか要らない端切れ布は無いのかしら。ずっとキロキロ目を見張っておりましたが、極上レースはもとの袋にしまわれて、敦郎さんイチオシの栄太郎飴《あまおう》をもらって帰りました。(子供か)

粉をまぶした素朴な形を口に入れると、苺のジャムをそのまま飴にしたような香りがとても美味しい飴でした。

ああ、布は良いな。素敵だな。

ありがとうございました。

そんな一日でした!!

今日も良い日に。

さてさて、シルク、麻、エジプト綿。

極上の生地が好きで押入れのダンボールになかなかのブツ(生地)をしまっている店主です。

バースデー割引は誕生日から1ヶ月有効です。

4月後半から5月の誕生日の皆様、お気軽にお問い合わせください。

ではでは、今日もサロンでお会いしましょう!


閲覧数:213回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page