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執筆者の写真秋山妙子

母を、脱いだら


昨晩は母の家に泊まり、深夜1時頃まで色々な話をしました。

私のサロンには様々な年齢のお客様がいらして、今日のお話、家族のお話、配偶者のお話、などをしてくれます。

お客様の、母として、妻として、または祖母として、多様な立ち位置から語られる話を聞きながら、

今まで理解できなかった母や祖母の行動が、一人の女性の感覚として、急に理解できることがあります。

その時は一気に何かが開けるような体感とともに、ああ、そうだったのか、と思うのです。

昨夜はそのことについて母と話しました。

「という訳で、私も割とお母さんの感情に対しては冷たかったな、と思って」

と言ったら、

そんなことないわよ、妙子はよく聞いてくれたわよ。

と言ってました。

昔は苦しく辛そうな顔が多くて、折角の美人が歪んでいた母も、今は彼女なりに幸せそうで、(昔ほどの美人では無くなったけど)

持ち前の社交性で色々な方と楽しそうに交流し、狭い部屋で友達に着付けを教えたり、普通の一室を茶室モドキに作り変えたり、身体の不自由な人のお手伝いに行ったりして、充実しています。

イナバの物置のような頑丈な骨で、しばらくは元気でいられそうな感じです。

時計コチコチ、たまには母のところにも泊まりましょう。

ではでは、明日も良い日に。


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