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執筆者の写真秋山妙子

宇宙と芸術展


先日、六本木でやっていた宇宙と芸術展に行きました。

真剣な曼荼羅を見て、真剣に想像された宇宙の世界観を見て。

単純な形が真剣に描かれているのは構成上美しい。歪んでいても、規則性に執念のあるものは美しい。

だから私はアール・ブリュットが好きなのだ。

ジョセフコーネルの小箱があったのも良かったし、

蝋燭の光が、古武道をしている人の関節の動かし方のように差し出されてくる時間のインスタレーションや、

黒膜で作ったテントに入って映像と音楽を浴びる装置も良かった。

この浮遊感を感じる装置、タイトルは詩的すぎて嫌いだったけど

(追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いてゆく)

光の塊が力強く絡まり加速しながら眼前に迫ってくるところで不本意にも何かがピークに達してしまい、結局気が済むまで、連続3回入った。

その作品、YouTubeで見つけました。

真ん中の黒い蔭が、人間です。

地面に映像が流れるのはいいな。進んでる感じで。

私は何かのピークに達するとそこに飛び込んでめちゃちゃにしてしまうか、そのもの全部を口から身体に入れたくなるのです。(やったことありませんよ、もちろん)

今回は光の塊を丸呑みしたくなりました。

今年もよろしくお願い致します。


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